下道と撮影行軍のススメ
土地的に「下道行軍」がかなり有利に思う時が多々あります。
例えば、国道23号に近い。バイパスは蒲郡まで続き、伊勢へも片側2車線で行ける。
東へ行くのは蒲郡の難関を抜ければ、23号豊橋バイパスから静岡県の国1バイパスをすいすい抜けれる。東京に行くのに沼津まで下道は定石、静岡市は下道で4時間あれば行ける。
西に行くには新名神ではなく無料の名阪国道で天理まで行けばいい。
先日の兵庫県赤穂市への行軍にしても、西名阪~阪神高速~第二神明~2号バイパス群で
相生まで片側2車線で行けるし、片道高速に乗っても2000円でお釣りが来る。
阪神高速31号線を使えば更に節約できるので、お約束ルートになっております。
和歌山県新宮市に行くには、津~紀勢大内山まで高速に乗ってしまえば尾鷲で1回下道に降り、
紀勢道無料区間で熊野市まで3時間あれば着いてしまいます。
滋賀県を縦断する手段は「湖岸道路」が効果的。
北陸方面は揖斐川の堤防道路を使い、養老を経由。関ヶ原を抜けて国道365号で木之本に抜けて8
号で敦賀まで2時間。このルートは案の定トラックの交通量が多く、釣り行脚の定番コース。
木曽川の堤防道路を使い、国道156号を北上。郡上からせせらぎ街道を抜け、富山に行くルー
トは何度も利用しました。国道156号のみを使って倶利伽羅峠に抜けることも何度かやってます。
酷道好きとして、国道157号温見峠を使って金沢に抜けたこともありましたっけ。
長野方面に行くには、庄内川の堤防道路を使って国道19号に抜ける。
塩尻まで行ってしまい、塩尻~松本の国道19号の渋滞は「奈良井川の堤防」で切り抜ける。
姨捨だって定速で走っても5時間もあれば着きます。
群馬県に抜けるには和田峠(もちろん無料の旧道)を利用し佐久に抜けてしまえばいいのです。
事実、この時期ですら旧和田峠に入って「トンネルの有料区間」を躱す大型トラックも見ます。
もちろん、圧雪・アイスバーンは当たり前にも関わらず、何度も20トン車とすれ違ってきました。
トラックが使うルートには必ず「理由」があるんですわな。
国道365号や国道19号、和田峠界隈で「群馬」だけではなく「北九州」「久留米」といったトラッ
クを幾度と見たことやら。もちろん国道21号もそこには含まれますけど。
だからこそ、300~400キロ以内の下道行軍がメインになってしまう。
ガソリンの値段が下がっていますが、これだけ行っても食事込で1万円でお釣りが来るリーズナブ
ルさを考えると、今住んでいるところにありがたみを感じるのです。
徳島行軍にしたって、300キロ前後で行けてしまうんですが、淡路島をまたぐ橋がネック。
当然のごとく、淡路市は「無料化」を要望しているようですが・・・
最近開拓したのは、国道25号から伊賀、信楽を抜け、京田辺市を経由して国道171号で神戸という
ルート。あと、名古屋から和歌山市に行くには下手に高速料金払うより京奈和道で行けば楽です。
こうもケチになる・・・いや、節約に走る理由。
やっぱり高速走行は疲れるからでしょうね。国道19号を走れば分かりますが、あまりに飛ばすと
もれなく覆面が来るという場面は何度も見てますし、5~60キロ弱の走行が楽であり、リズムが
掴める運転は周りも見ることができて安全なんです。
行く上で事前に寝るところも決めるのも安全運転のコツ。
何より、自分の行ける範囲を超える運転は自滅を招きます。
撮り鉄家業もさる事ながら、トランポの撮影行軍だって下道行軍です。
道に強ければ、得することは多々あります。
佐久定番も下道で行きやすいところですが、私の行軍の最大の欠点は帰宅が深夜~翌日跨ぎが非常
に多く、翌日の仕事には必ず影響が出るということです・・・
2015.1.25. 撮影